日本でも最近「海外就職」という言葉を良く聞くようになりました。
ちょっと前までは海外に出たいという若者が少なく問題視されていましたが、少しづつ日本の外へ目を向ける人が増えてきたということです。
面白いことに僕の友人では新卒で海外就職した人、国家公務員を辞めてきた人、1流の商社を辞めてきた人など様々なバックグラウンドの方が海外で働いています。
よく周りから質問されることで、
海外で働くのに何か資格は必要ですか?
新卒でも大丈夫ですか?
高卒でも大丈夫ですか?
どんな求人がありますか?
情報はどうやってとればよいですか?
ブログをみたほうがよいんですか?
こういった質問に答える意味でこの海外就職記事を書きました、興味ある人だけ見て下さい。
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目次
海外就職の事実
海外就職というととても凄いことだとか、遠い世界の話で私にはとても無理・・・
と考えている方が少なくないのですが、はっきりといいます。
海外就職は難しくないです!!!
事実私の住んでいるジャカルタには多くの日本人が住んでおり、様々なコミュニティが存在します。
同世代の会というものもあり、参加してみると驚くなかれ、一つの世代会に30-50人くらいの人が常にいます。
開催されるとそれくらいの参加者がいるので実質登録者はもっといるということです。
そして更に驚くことは、その中で2割くらいは現地採用者であったりします。
現地採用というのは、現地に自ら来て面接を受けて採用された方を指します。
海外で働くスタイルは駐在員とこの現地採用の2種類に分かれるといってもよいでしょう。
そう、私が難しく無いと言っているのはこの現地採用があるからです。
なぜ海外就職が難しくないのか
駐在員と現地採用の違い
給料: 駐在員◎、 現地採用×
福利: 駐在員◎、 現地採用×~△
駐在期間:駐在員3-5年、現地採用 自分次第もしくはクビになるまで。
こうやってみると駐在員として海外で働きたいと誰もが思うかもしれません。
でも、現地採用には最大のメリットがあるんです。
現地採用のメリット
それは、”海外に行くタイミングを自分で選べる”ということです。
駐在員の場合は通常入社して早くても3-5年で海外に行く機会が回ってきます。
しかしそれは早い人の場合で、いつ誰がいけるかは全く予想がつかないのです。
グローバルに活躍している企業に入り、外国に配置されるのを待ち遠しくしていても、3年、4年経っても順番が回ってこず待ちきれずに退職してしまう・・・というパターンもちらほら聞きます。
しかし、現地採用は違います。
採用されたら即現地へGo!です。
なぜなら現地法人で採用されているから駐在員の様にまず日本で働くということがないんです。
というのも現地ですぐに活躍してもらうという前提で採用されているからです。
現地採用のメリット2
そして、もう一つのメリットは”採用されやすい状況”です。
企業側の現地採用を取るメリットはまず”コスト”です。
駐在員の待遇が良いのは上に述べた通りで、多くの駐在員を抱えることはその企業の収益性を圧迫することを意味します。
そこで現地採用です。
駐在員の半分以下、いや3,4分の1のコストで採用できる可能性のある現地採用者は企業からみたら魅力的です。
ここまで聞いていて、
「いきなり現地で活躍するなんてできるのかな?」
「コストが安いとはいえ他の日本人の代わりになるなんでできるのかな?」
と不安に思ったかもしれません。
大丈夫なんです!
勿論生え抜きの駐在員たちと全く同じパフォーマンスをするのは難しいですが、現地採用者に求められているのはまだそこまで高くありません。
何が求められている方といえば、”日本人としての立ち振る舞い”です。
良くも悪くも日本人は外国語が出来る人が少ないので、そういった日本人に対してサービスをするには日本人が必要になるわけです。
勿論日本語が話せる外国人の方でも結構ですが、日本語の細かいニュアンスを理解して安心して任せられる人材は限られており、そういった人材を雇おうものなら現地採用の日本人よりも高くついてしまうかもしれません(笑)
そういった事情で、日本人が海外で必要とされているんです。
なので国によってですが、ビザが下りれば新卒でも問題無く働いています。
高卒は残念ながらNGな国が多いと思います、学歴だけで人を判断するとは浅はかだとは思うのですが現状そういった事情なのでしょうがないですね。
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具体的なステップ
これで現地採用のメリット、必要度が分かったと思います。
それではどのようにして現地採用を目指せばよいのか?
海外初心者向け海外就職ステップ
まずは海外に行ってみましょう。
どこでもいいです、まずは日本以外の国の空気に慣れましょう。
そこで日本との違いに気付くはずです。
日本人より体が大きいとか、トイレが汚いとか、どんな些細なことでもOKです。
その違いを感じることで世界の中における日本の立ち位置が段々見えてくるはずです。
中級者向け海外就職ステップ
英語に自信はありますか?もしないのなら留学してみるのも手かもしれません。
もしくはただ単純に一つの土地に暫く住むだけでもいいかもしれません。
①では旅行に出て外国の空気に慣れることが目的でしたが、慣れてきたら一つの場所に中長期的に滞在して現地の生活に深く接してみることをお勧めします。
すると旅行中では気づかなかった生活感に溢れる情報が入ってくることによって、その土地で暮らすこと、もしくは働く事を想像し出来るようになってきます。
勿論この頃語学力は①の頃と比べて上達しており一人で旅をすることが出来るレベルになります。
上級者向け海外就職ステップ
バックパックで色々な国へ行くことをお勧めします。
そしてその中で自分が働くなら?という視点を持ちながら旅をしてみるとその経験がいざ海外就職する時に、どの国でどんな仕事をするか決める時の良い参考になると思います。
この旅中に現地の人材紹介会社に登録してしまうのもアリです。
日本にも海外就職を斡旋している業者はあるのでそこに先に登録するのもお勧めです。
まとめ
海外就職の仕組みややるべきことが分かって来たのではないでしょうか?
1人で悶々と考えてもどこからどんな情報を取っていいか分からないかもしれないし、例えば資格を取ってから臨もうという考えなどで時間を無駄にしてしまうこともあります。
求人だけみて現地にはいかずに応募して現地に来てから現地の雰囲気になじめず後悔するなど色々な困難が生じやすいです。
なのでこういったブログをみて生の情報を取ってから現地に行くことが時間を効率的に使う上で重要だと思います。