ジャカルタにMRTが開通しました。
待望の電車がようやく、ようやく完成です。
ジャカルタの渋滞が酷いのは公共交通機関が発展していないからと言われ続け、特に市内を移動する電車が足りなかったんです。
よく言われることですが、バンコクやKLが便利なのは市内の移動に使える電車が充実しているからなんてすね。
今回ジャカルタに出来たMRTは南北を繋ぐ路線だけなので、実はまだまだ不十分です。
それでも、便利な都市ジャカルタと呼ばれる未来への大きな1歩目として紹介したいと思います。
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目次
変わったジャカルタの景色
以前ジャカルタに来たことがある、または住んでいた人はビックリする程この一年で景色が変わりました。
具体的に言うと、アジアンゲーム開催で競技場が出来、その周辺地域であるスディルマンとスナヤン周辺に歩道ができて道がきれいになりました。
それに加えて今回紹介するMRTの工事によりタムリンエリアからファトマワティエリアまで直線的に発展しました。
今回出来たのは13駅で、その駅中に商業施設が誘致され、その駅の周辺には完成を見越して新しくオープンした飲食店が多く、非常に多くの経済効果を生んでいます。
ジャカルタのMRTに乗ってみた
正式オープン前に付き無料で乗車出来るプロモをしていたので乗ってみました。
MRTの乗り方
MRTの乗り方は簡単でした、改札口前で身分証明したらシールをもらえ、そのシールがあると期間中乗り放題です。
そのシールを誰かに簡単に上げられるから、身分証明はあんまりいみないなー、という突っ込みはさておき、簡単です。
MRTのホームが綺麗すぎた
ホームに出ると、
「ここは本当にジャカルタか?」
と思わず言ってしまうほどの綺麗な設備。
しかも山手線ばりの自動開閉ドアもあるではないですか、これにより人身事故による遅延はほぼ回避できるでしょう、渋滞を避けたはずがこっちも渋滞とか洒落になりませんからね(苦笑)
MRT車内は快適
インドネシア品質の電車だったらどうしようと思いましたが、全く問題無いレベルでした。
電光掲示板も正しく表示されるし、アラームがなるタイミング、注意喚起など違和感なしでした。
この日は無料日だったのでまさかの満員電車でちょっとウンザリ(笑)
MRTから見える景色は未知
いつも通ってる道のはずなのに、ちょっと角度が変わっただけでこんなに世界が変わるのかと童心に帰ってウキウキ。
あの建物の中にこんなに大きい広場があったのかといった些細なことや、トランスジャカルタの駅と交差して乗換の便利さを感じたりと小さい発見が沢山。
ジャカルタの明るい未来が垣間見えたようで嬉しい。
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ジャカルタのMRTの課題
まず、都市計画を一切考えずに後出しで作られたMRTなので、バンゴクやKLの様に駅からモールに直結といったことが一切無いのが不便です。
つまり一旦駅の外に出てモールなり目的地まで歩かないとならないので、雨の日などは不便。
また、東西の移動がMRTでできないので、結局歩けない距離はバイクかタクシーを使わないとならず、だったら最初からタクシーを使う人が多そう。
LRTが完成すれば多少マシになりますが、それでもまだ縦横無尽に移動できるとはいえなさそう。
つまりジャカルタ市内の主要地を自由に電車で動ける日が来るのはまだまだ先なのかなと。
土地はもう余ってないのでやるとしたら全て地下鉄にするしかないだろうなと、でもコストかかるしやらないか‥。
やるとしたらまた円借款等でやるしかないんだろうな‥。
まとめ
ジャカルタに開通したMRTを紹介しました。
乗り心地は非常によく、インドネシアでは考えられないほど電車もスムーズに運行されてました。
まだまだ課題は多いですがジャカルタが変わっているのも事実、過ごしやすい街への一歩目として今回の完成は歓迎したいです!!