僕が海外で働くことを決めた理由/日本の転職事情と 市場価値

どうも、ジャカルタでプチ起業中のemoです。
今回は転職ネタについて紹介したいと思います。
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自分は海外で働くことを選んだわけですが、決断するまでには
様々な葛藤がありました。というのも、初めてのチャレンジだったので
一歩踏み出すことへの不安と、日本の違う業界で働く道も魅力的に思えたからです。
その辺は当時まだまだ自分が世間知らずだったいうこともあるからなのですが、
自分なりに考えた上での決断に対して紹介します。
目次
1.日本の転職事情
2.自分の価値を知る
3.自分の価値を上げる方法
4.まとめ

1.日本の転職事情

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今これを読んでいる人は少なからず転職に興味がある人だと思いますが、
日本にはどれくらいの人が転職活動をしているかご存知でしょうか?
政府の調べだと毎年おおよそ280万~350万人と言われています。
人口全体で考えても最低でも2.3%はいる計算です。
労働人口で考えると、分母は約6,500万ですので約4%は転職している計算です。
労働人口の30%が転職活動をしているアメリカに比べれば非常に少ない割合ですが、
個人的には

おお、こんなにいるんだ!!



と思います。
なぜなら日本にはまだ終身雇用の文化が根付いているからです。
多くの人が1社に居続けることに疑問を持たないですし、もしくは問題があっても我慢することが美徳という考え方も感じます。
そんな終身雇用があるにも関わらず転職を決意する場合、多くの理由はネガティブだったりします。人間関係が嫌だとか、学ぶことが少ないとか。
ただ、転職して年収が上がる人というのは日本では少ないことをあまり知られていません。
そう、日本では転職をするごとに年収が下がることが多いのです。
約53%は前職よりも給料が下がったというデータがあります。
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なぜでしょうか?

①前職と全く違う業界へ転職する

先に挙げたように、ネガティブな理由で辞めることが多いため、違う業界に
行きたい願望が強いパターン。その場合、新人として教育もしなくてないけないので
企業側とすれば高いお金を出すわけがない訳です。
②転職先で通用するスキルが無い

終身雇用とつもりで働いていたが、ある時にふと辞めたくなってしまった場合、
辞めることを想定していなかった分他社で通じるスキルを持っていないことが多い
パターン。つまり同じ業界だとしても必要なスキルがなければ給料が上がるとは
限らないわけです。
③日本での転職文化

日本では残念ながら転職すると何か問題がある人だと思われることもまだまだ
少なくないようです。なので、そこで既にハードルが上がっている訳です。
余程うまく理由を伝えないと好印象にはならないことが多いと思われます。
こういった事情を知らずに、リクルートサイトなどにある沢山の求人を見て
「お、いっぱいあるじゃん。これなら安心だね!」

と思うのは危険だということです。
2.自分の価値を知る

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まず、物の価値とはどう決まるのでしょうか?
例えば、缶コーヒーが100円というのは誰が決めたのでしょうか?
余程の寡占市場でない限り、売り手が一方的に価格を決めるのは難しそうですよね。
そう、一般的に価値は相場で決まります。
つまり需要と供給のバランスです。
欲しい人が多くいて売る人が少なければ当然価格は上がる傾向にありますし、
売る人が多くて欲しい人が少なければ価格は下がる傾向です。
自分の価値もそれと同じです。
どんな人材を企業が欲しがっているのか、どんな人材が給料が高いのかを
知ることでキャリアの逆算が出来るわけです。勿論できる、できないはレベルによって
ありますが、がむしゃらに転職活動をするのではなく戦略的に転職活動が出来ます。
実をいうと自分は転職すると決めた当初、このことを全く分かっていませんでした。
なので何の戦略もなく、”自分に合う職業”というぼんやりとした理想を持って
非効率な転職活動をしていました。
よくよく考えると分かるんですが、自分に合うかどうかというのは入らないと
絶対分からないです。企業の内側はインターネット上では分かりませんので。
もっというと、全力でやれば大体の仕事は面白味があるはずだとも思います。
面白味が持てないのは恐らくぼやけた理想、つまりもっと華やかに活躍している
自分などを妄想しているからだと僕は思います。
これは自分が経験したから分かるんですけどね(苦笑)
今自分の価値はどれくらいあると思いますか・・・・?
3.自分の価値を上げる方法

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紹介したように色々迷走した自分の転職活動ですが、自分も転職活動中に
少しは学んできます。
今紹介した様な”自分の価値”について考えるようになりました。
そして改めて自分の市場価値が低いことに気付くのでした。
知れば知るほど恐ろしくなるくらい自分の価値の低さを知ることとなったのです。
そこでどうやったら自分の価値が上がるんだろう?
と本気で考え始めました。色々な人にそういったキャリアの話を聞きました。
第一段階では
①手に職をつける
②やっている人が少ない職を探す

ざっくりですがこのようなことを考えました。
①手に職とは僕の中ではプログラミングなどをイメージしてました。
当時既にITバブルは始めていましたが、これから先覚えておいて損は無いと
考えてました。
しかし、業務に使用できるようなレベルまで自分で学ぶのはかなりハードルが高く、
入社してから教えてもらうのでは雇用条件がどうしても悪くなってしまう、ということに
気付きこの考えは没りました。
②一言でプレイヤーが少ない職といっても、何があるか漠然過ぎて分かりません。
そこで、自分で意図的にそういった人材を目指せばいいのではないかと発想を変えました。
その方法とは”確率論” です。
企業が欲しいような人材というのは、様々な能力やスキル、経験を持ち合わせている
ことが多いですが、それを細分化すれば自分の価値を上げる方法が思いつくのではないか
と思いました。
例えば、
ビジネス英語ができる→〇 ×

これで恐らく日本人全体の20%くらいしかいないのではないでしょうか?
数字の根拠は全くないのですが、たとえ話なので流してください。
大事なことは
この条件だけで2割の人材になったわけです。
そして、追加で
海外営業を3年以上したことがある→〇 ×

これで仮に20%中の3割が〇だとすると、既に6%の存在になっている訳です。
これだ!!

当時漠然と「これから日本では英語がもっと必須になる」と信じていた自分は
フィリピン留学に行くことだけは決めており、そこで出会った人の話を参考にして
確率論にたどり着きました。
そして、インドネシアのジャカルタで働くことになるのでした。
4.まとめ

僕自身偉そうに色々書いてますが、転職を決めた当時は全く無知で無計画でした。
ただ、出会う人に恵まれ、こういった考え方に至れたのは非常に幸運だったなと思います。
転職した立場からいうと、転職する時はまず
何を重視するか
を先に決めると企業選びが楽になります。例えばストレスが無い仕事がいいとか、
年収がとにかく高い方がよいとか、そういった具体です。
そして転職するごとに条件をよくしたいと考えているのであれば、
企業のニーズを知り、条件に合う自分を目指すのが大事だなと思うのです。
上記では英語を例にしていますが、企業が求める能力であれば何でも良いと思います。
自分が好きなもの、もしくはがんばれそうなスキルに着目して学習すれば
必ずや自分の市場価値が高まるはずです。
少なくとも自分は凡人なので他の人と差をつけるには少しでも
市場での希少性を高めないとならないと思っています。
エラそうですが、参考になれば嬉しいです。
emodrum
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投稿者: emodrum

インドネシアはジャカルタで新規事業立上中、元たこ焼屋。 海外就職、現地採用、海外生活、海外ビジネス、ノマドの欲しがる情報 など紹介。

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