ども、ジャカルタでたこ焼きのemoです。
このインドネシアの様な新興国でたこ焼き屋ビジネスをやってると、
飲食ビジネスするなら仕組みがマジで大事!!
と、よーく思うんですよ。
なんでかっていうと
1.人
日本だとアルバイトを教育して、その子が結構頑張って売り上げてくれる、
もしくは少ない人数で切り盛りしてくれるということがあるけと、
インドネシアではほぼ皆無。
できるだけ働きたくない、必要最低限のことしかしたくないという想いが
ひしひしと伝わってくる感じです。
なので、売り上げを伸ばしたいからもっと声を出して呼び込もう!
お客さんに話しかけよう!
といっても、、長くは続きません。
売れなくてもそんなのしったこっちゃない感じです。
勿論彼女たちに責任はないんですが、全く気にしてないのはちょっと寂しい。
つまり、個人の能力による恩恵ってのはほぼ期待できないってこと。
2.商品
味とか量というのは二の次で、飲食ビジネスは基本的には
”今流行っているかどうか”
”見た目がクールかどうか”(インドネシア人にとって)
が かなーり大事です。
日本でもそうじゃね?
って思うかもしれないですが、インドネシアだとこれがかなり顕著です。
特にインスタグラムで話題になっているアイテムは皆チェックしていて、
一度話題になった商品やレストランはすぐに行列が出来てしまいます。
そう、インスタグラムでの広告が得意な飲食店は
インドネシアでのビジネス界でも生き残れると思います。
(ちなみに自分は苦手で困っています・・・泣)
良く言えば情報感度が高い、
悪く言えば流されやすいと言えそう。
海外での起業を考えている人はここに注意が必要です。
3.箱
インドネシア人は先に挙げたように味は二の次三の次で、
商品力以外に惹かれるのが、”空間”です。
日本だと空間に伴った味の料理が出てくるのが当然ですが、
インドネシアの場合、こんだけファンシーな空間なのに
なぜこの味??
というような期待外れパターンが非常に多いです。
ジャカルタで有名なあるスカイラウンジに行った時に、その景色や内装には非常に感動しました。
しかしそこで飯を食べた時に
?え?
となったのをよく覚えています。
空間を作り上げる方に力を入れ過ぎていて、料理にまで手が回っていないのか
それとも最初から力を入れる気がないのかよく分かりませんが、
お洒落な空間なのにご飯が美味くない・・
という致命的なオチがついてます。
こういうと残念な感じですが、barとしては活用させてもらっています。
インドネシアでの飲食ビジネスあるあるですね。
但しこういったスペースでも、ある程度客が入るので、如何にインドネシア人が”空間”を気にしているかがよく分かります。
ちなみにみんなそこで大勢でおしゃべりするのが好きなんですよ。
友人達と素敵な空間での時間を共有することに価値があるんでしょうね。
こういった事情があるもんですから、インドネシアで飲食店を起業する場合、
日本人が考えるほどの味はそこまで必要無く、それよりもブランディングを重視する必要性が良くわかります。
そして、1度気に入ってもらえると長?く使ってもらえる文化があるようにも思います。
日系企業でいうと吉野家や丸亀製麺など、ロングテールで稼いでる店が安定しているのもこうして
“気に入ってもらえた”
からだと思います。
なので、起業し参入時の仕掛けがかなり重要で、
気に入ってもらえるまで飽きられない仕組み、誰でも店頭で調理・販売できる仕組みがこのビジネス上で
非常に大事だなと思うわけです。
考えてみるとインドネシアで流行ってるのはチェーン店が多く、チェーン店は上記に挙げたような条件を揃えていることから
「あー、やっぱりね」
と思うこの頃。海外での起業で失敗しないためにも、こういった要素を理解して海外起業家の方の
こういった話を聞きつつ様々な条件をクリアーして挑むと良いと思います。
emodrum