カンボジアといえば何を想像しますか?
貧困、地雷、学校を建てる?
実は筆者は2013年の年明けをアンコールワットで過ごしました。
当時は丁度カンナムスタイルが世界的に流行っていて、大音量で音楽が流れるOld Villageで人の渦に巻かれながらカウントダウンしたのをよく覚えています。
さて、4年後の2018年の都市明けにまたカンボジアへ帰ってきました。
すると、この4年でとてつもなく国が変化していたので、その変化を皆さんにお届けしたいと思います。
カンボジア=貧しい国、治安が悪い国
というようなイメージを持った人こそ知って欲しいことがいろいろありますので、是非ご覧ください。
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目次
カンボジアの空港
プノンペンの空港を利用したのですが、まず空港内の内装が綺麗で驚きました。
ジャカルタより余程綺麗じゃないかと・・・(苦笑)
調べるとフランスとマレーシアの民間共同体が担当して改築したようです。
未だに統治していたフランスの影響力がありますな・・・。
空港にはこんなおしゃれなカフェがあったり
僕らの強い味方吉野屋もあります!
到着ビザの分かり易さ
カンボジアは到着Visa(VOA)が簡単に取れることで有名ですが、表示がめちゃくちゃ分かり易かったんです。
というか、インドネシアが分かりにくいだけかもしれませんが(笑)
ビザカウンタ―にいくと、それぞれのビザに対していくら払えば良いかが明確に液晶モニターにカラー表示されているので、分かり易く、不安になりません。
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ビザは事前に買える
ビザは事前にオンラインで買えます。
これだけでインドネシアにいる私としては感動もので、クレジットカードにも対応しているので更に感動です。(空港では現金だけです)
ちなみにビザカウンターはいつも混んでいるので、事前に購入した方が絶対便利です。
ちなみに、当日ビザを買う場合は写真も必要です。
写真を忘れた場合はなんと$3ドル払えばなんだかOKになります。
じゃあ写真って元から要らないんじゃないの??
と思いましたが、余計なことは考えないようにします。
トゥクトゥク料金の高さ
空港からプノンペンの中心部まではタクシーで$9ドルします。
で、トゥクトゥクでも$7もします。
確かにタクシーよりは安いけど、ACが無く、というか窓もないトゥクトゥクと
$2ドルしか変わらないんだったらタクシー乗るなあ・・・と。
そして、カンボジアでもGrabという配車アプリが使えますので価格を見てみると
$7.8 くらいしました。
近くにいなかったので結局今回はタクシーに乗りましたが、ちょっとカンボジアの物価からすると移動費が高いなーと感じます。(最低賃金が$170/月)
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タイの影響を強く受けるカンボジア
タクシーから流れてくる風景を見ていると気づくのが、
マクドナルドが無い
という事実。
KFCはあるけどマックが無い。
世界中でマクドナルドが無い国って結構限られているので、無意識にそこに来てしまってちょっと驚きます。
そして、スターバックスが少ない という事実。
お隣の国ベトナムも最近までスターバックスがありませんでしたが、
恐らく同じくらいのタイミングかちょと遅れて進出してきた感じだと思います。
つまりここ3,4年で進出したと思われます。
その代わりに、町中至る所で見かけるのが、
”Cafe Amazon”
初めて聞いたぞ、と思ったのでググってみると、タイ資本のカフェでなんと日本の福島にもあるようです。
何故福島?
と思って調べてみましたが、どうやらフランチャイジーであるコドモエナジー社の生産拠点が福島の川内村というところにあり、その村が震災で喫茶店がなくなってしまったという理由で復興支援を兼ねて出店したそうです。
なるほど
ちなみにCafe Amazonは世界中に1,500店以上出店しているそうです。
隣国のカンボジアに遠く離れたアメリカのスターバックスよりも影響が強いのも納得です。
異常な量の高級車
街まで移動していく中で異変に気づきます。
何故かさっきからトヨタのLexus(レクサス)ランクル、やCamry(カムリ)が頻繁に目に入るではないですか。
ここはカンボジア、最低賃金$170の国、最低賃金が$250くらいのジャカルタでも滅多にお目にかからない高級車Lexusがなぜここカンボジアの首都プノンペンに!?
気になったのですぐ調べてみるとかなり前から注目されていたみたいです、前回はきづかなかったなー。
なぜ高級車が街に溢れているのか、理由ははいろいろ諸説あるようですが、有力な理由はこれです。
ほとんど事故車 (笑)
まず、前提としてカンボジアの車は100%輸入で、80%以上は中古車のようです。
そして、レクサスなどの高級車はアメリカから輸入されているようなんです。
恐らくですが、アメリカ国内で事故車や走行距離過大車として販売するより、カンボジアで高級車として販売した方が高く売れるんでしょう。
何故アメリカ?と思うかもしれませんが、ちゃんと理由があります、それは
左ハンドルだからです。
カンボジアは右ハンドル車を輸入禁止しています。
そこで左ハンドル車の高級車が多く製造・流通する国アメリカから輸入するわけです。
この件に関してはこの記事が一番しっくりきたので興味のある人は読んでみてください。
印象強かったのはカンボジアが
”アセアンのゴミ捨て場”
と揶揄されているという部分。
1.カンボジアに自動車産業が無い
2.規制が甘い
3.ブラックマーケットが9割
4.ブラックには政府関係者が関与
5.中古車輸入が貴重な税収になっている事実
この辺りがこの問題が簡単に解決できない問題になっているようです。
カンボジアに自動車の組立工場でもできれば恐らく一気に法律も変えやすいでしょうが、そんな気配は無さそうです。
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まとめ
カンボジアの発展っぷりと謎の高級車流通について紹介しました。
所感としては、
・カンボジアはアジアの中でも発展スピードが上位レベルに加速してきた。
・外資を呼び込みたいという、ウェルカムな体制が要所に見られる。
・グローバル企業は進出しているが、タイの様な周辺国の発展により隣国カンボジアへの影響力を増している。
・やはり優秀な政治家がいない気がする。
外資を呼び込む体制はあるけど、入れるだけ入れて自国の利益が少ない気がします。
外資としては嬉しいけど、カンボジアの発展を考えると複雑です。
カンボジアで伸ばす産業を決める、その業種(多分製造業がベター)を誘致する、
その産業を保護する法律を作る(関税上げるとか)→雇用が増える、自国の産業が出来上がる。
という感じがよいと思うんですが、そういった政策があまり感じられなかったですね。
カンボジアは資源もないからね・・・。
色々考えましたが、色々普通に驚いたので、行ったら楽しいと思います。