【海外起業】売上を上げるぞ(四苦八苦編)/インドネシアで起業

前回は売る努力を本格的に始めたけど中々うまくいかないという話でした。
悔しいので更に色々な施策を練って実行します。
Takut-dengan-Wanita-Cantik-oleh-SegiEmpat.jpg
※写真は今回の内容とはあまり関係がありません。
概要
①設備系
②ブランド系
③広告系

①設備系


たこ焼き屋に転換した時に実は店のブースを新調しました。
どうなったかというと、何より以前より清潔感が出ました!
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尚且つ、以前のブースは中古でしたが、今回は自らデザインして図面まで
書きましたからかなり手間かかってます!
イヤー本当苦労しましたよ・・(苦笑)
人生で初めてで、図面もネットで三角法を学んで見よう見まねですから
それはもう酷い出来だったと思いますね。
まあ、それでも出来た時は感動しましたよ。
心機一転頑張ろうと思えました。
でも寸法間違いがあったんですけどねw

いや、その時は笑えなかったですけどね。
限られた敷地なのに、思ったよりも寸法が長いことで周りの店に迷惑を掛けることになりました。
結果的に周りも寛容で許してもらえたんですがね。
こういうところは楽だ。
ブースが完成した後、
お店に来てくれた友人の助言で、店をパッとみて何屋か分かりにくいという貴重な意見をもらったことから、
商品の写真を屋台上部に設置することにしました。
確かに他の店を見ると写真があることが多い。
よって、まずは商品の写真を撮影、その後まず自分でデザインを考えて作成してみました。
それを持ってプリント屋に行き、デザイナーに手直ししてもらい要約データ原本が完成。
それから印刷です、早いもので1日で仕上がりました。
飲食店ではこういった分かりやすさとかインパクトは大事ですね!
横断幕
インドネシアにしてはこの印刷屋の仕事が中々早くてめちゃくちゃ重宝します。
デザイナーは時間制なんですが、のんびりやることもなくテキパキとデザイン校正を
してくれて感心した程です。零細企業の社長は自ら雑用までこなさなくてはならないので
大変さを改めて実感するのであった。
これから海外起業を考えている人は、こういった雑務もちゃんと考えておかないと痛い目みますからねー。
ちなみに追加で、日本から暖簾と垂れ幕を持ってきて設置してみました。
これによって一層和のテイストと、たこ焼き屋の雰囲気が出てきました。
こういう小道具も雰囲気づくりに大事なのかもなーと。
こうして設備が整っていきました。

②ブランド系

お店をよく知ってもらう為、そして思い出してもらうために分かりやすいLogoを作ろうと思いました。
希望としては、
1.一発で何屋か分かるLogo
2.見やすいLogo
3.愛されるLogo

これらを条件にしてアウトソーシングしてみました。
するとフリーランサーからいくつか候補をもらい、ある一つのデザインが目に付き、すぐに決めました。
こういうのは最初の印象だなと思いますので。
こうして愛らしいLogoが割とあっさり決まりました。
スモールビジネスでもLogoがあると結構それらしくみえるもんですな。
Logo
といっても、募集してから決定まで2週間はかかりましたがね。
掛かった費用も少なくてすみました。
日本での相場の1/10くらいだと思います。
大前研一さんがお勧めしていたサイトで募集したのですが期待以上の費用対効果がありました。
Odeskというサイトなのでもしこれから何かアウトソースしたい方がいたら是非試してみてください。
但し英語ができるのが条件です。
と言って「あー英語ができないからだめだ」と諦めるのはもったいないです。
デザインの要点を押さえて、いかに自分のイメージを分かりやすく伝えるかがポイントです。
日本人ならわかってくれるような説明でも、他の国の方には通用しません。
そもそもたこ焼きを知らないであろう外国人にたこ焼き屋のLogoを作って欲しいと
いうのですから大変なことが分かるでしょう。
でも丁寧に伝えれば相手には伝わります。
候補が上がってきても、具体的に
「ココの色を赤にして欲しい」とか
「この文字はいらない」とか 示すのが大事ですし完成への近道です。
ある時、ぼくが渡した素材以外を使用してデザインしてくる強者デザイナーの時は
流石に笑いました。
勝手にアドリブ利かすなよ!!と。
Poster-semple.png
※問題のデザイン。たこ焼き以外の素材は全て彼のアレンジw
ちなみにそういったファンタジスタは傾向としてですがインド人とかパキスタン人に多かったですね。
僕はまだ10人くらいしかコンタクトしてないのでデータとしては
不十分なんですが、僕の経験だとそうでした。
是非お試しあれw
そして、その後オリジナルの持ち帰り用箱をデザイン、作成します。
可愛いデザインですよ。
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これによって持って帰るのが楽しみになるようなたこ焼きを目指そうかと
思ってました。そして、これによってお店のオリジナリティが出てきたような
気がしてきました。
モール内でうちの箱に入ったたこ焼きを食べながら歩く人達に、
「広告してくれてありがとう!!」
と感謝しつつ、そして嬉しくなりながらその様子を眺めているのでした。
自分の生み出したものが世に出るってこんな気持ちなんだな(しみじみ)
③広告系

まずは店の事をよく知ってもらおうと思い店の名刺を作成しました。
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内容は
1.店のLogo
2.名前
3.住所
4.電話番号
5.お勧めポイント


特にこの時は化学調味料を使用してないことをPRしようと思ってましたから
それを謳い、尚且つ化学調味料が及ぼす妊婦や子供に対する影響などを載せました。
まあ結果的にこれは効果が薄く止めることになるのですが・・・。
次にチラシです。
まずは店の事を知ってもらわないとだめだということで、チラシを配ることを決意。
モールのManagement officeに行き許可をもらいに行きました。
すると割と簡単で、A4の紙1枚の申請書を作成すればいいとのこと。
(テンプレートがないと聞いて流石インドネシアだなと思ったりしましたがw)
その後すぐに、先に挙げたOdeskでデザインしてもらい、印刷完了。
そしてまたManagementに戻ってきましたが
マネージメントの小娘 「チラシ配りたいの?じゃあRp500,000ね」
はい???

俺 「えーと、先日ここで許可書の書き方を教えてもらいましたよね?その時は
お金が掛かるとは聞いてませんでしたが?」

小娘「要りますよ、みんな払ってます」

俺「いやいや、僕何度もコストが掛からないか聞きましたよね?
なんで教えてくれなかったんですか?」

小娘「ははははは」

俺「いやいや、ははははじゃなくて」

小娘「hahahaha」

俺「・・・・・」

もう知らん!!こいつらに食わせるタンメンはねぇ!!じゃなくて、こいつらに払うお金はねえ!!
ということで、チラシ配りはあっけない形で終わることになるのだった。
はい、次はSNSです。
FacebookやInstagramやグルメサイトなどを活用して集客しようというものです。
色々と写真をUPしたり、可愛い従業員からのメッセージを載せたりしたのですが、
中々効果は出にくい。
数ある飲食店の中の一つになってしまっていて、WEB上ではあまり目立っていないのでしょう。
日本人がいるたこ焼き屋!
とか
本物の味!
など色々試したんですが、効果がみられず。
ネット集客の素人ですから当たり前ですが、難しい・・・。
特に、いいね! などが多くついてもそれが訪問に結び付くわけではないというのが
非常に身に染みて分かりました。
恐らく根気よく続けないとこういったものは効果がでないんでしょう。
たこ焼き屋を始めて4ヵ月経った時、お客さんの数が次第に伸びている
ことに気付きました。まだまだ目標には遠いのですが、損益分岐点に近づいていました。
残念なことにこれらの施策がどれだけ効果があるのかはわかってません。
本来は効果測定するべきなのでしょうが、がむしゃらでやっていたので
そこまでできませんでした。 ちょっと後悔してます・・・(泣)
ただ、伸びていることは嬉しかったことは覚えています。
そしてついに、
5か月目で単月黒字を迎えたのでした。

めちゃくちゃ嬉しかったですよ。
やってきて本当によかった、止めないで良かった。
これまで店を手伝ってくれた友人、仕入を手伝ってくれた友人、
いつも店に来てくれた友人、僕に付いてきてくれた従業員、
そしていつも来てくれるお客さん。
全てに感謝します。

飲食を始めて色々あった。素人がちまちま何やってるんだと思った人も多いと思う。
でもようやくすこーしだけど成果が出た。それが本当に嬉しかった。
後はこの成果をどれだけ大きくしていくかだと思います。
つまり
0→1
から
1→100
の作業に変わるわけです。
これからも初心を忘れず、しかしやるべきことを常に考えて、
柔軟に対応して拡大していきたい。
そんなこんなで僕の飲食ヒストリーでした。
これからは成長期に入る、と信じたい(苦笑)
ではではまた。
Emodrum
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投稿者: emodrum

インドネシアはジャカルタで新規事業立上中、元たこ焼屋。 海外就職、現地採用、海外生活、海外ビジネス、ノマドの欲しがる情報 など紹介。

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