ども、ジャカルタでたこ焼きのemoです。
今回は
え?海外にはこんなスモールビジネスがあるんだ!?
って話を。
目次
1.たかがスモール、されどスモール
2.頑張らない才能
3.まとめ
1.たかがスモール、されどスモール
以前にも紹介しましたが、インドネシアでは現地人が誰でもできるようなスモールビジネスが溢れています。
スモールビジネスといえば皆さんEbayとかヤフオクを活用したネットショップなどを想像されるかもしれませんが、
もう少し泥臭いスモールビジネスはインドネシアに沢山あります。
その中で有名なものといえば、Uターン時や曲がる時に他の車を止めて、車が曲がるのを助けるビジネス。
これの相場は500ルピア/回(4.5円くらい)
しかし、それを更に進化させたスモールビジネスがあります。
それが、
通行料ビジネス
です。(名前は僕が勝手に呼んでるだけです)
皆さんご存知の通りジャカルタではほとんどの道が渋滞で進みが悪いです。
歩いて10分の所を車で30分かけて移動するなんてことも日常茶飯事です。
そう、街中では時速3-5kmというのもざらですw
まあ結構皆さんそれでも車に乗るしか移動手段がないから仕方なく乗るんですが・・・
そんな渋滞に困りはてた街にもいわゆる抜け道はあります。
非常に狭い道や村の中を通り抜けるような道など様々ですが、確かにそれはあります。
但し狭いので車の運転に自信が無ければ通らない様な道ですよ。
両脇は排水溝、バイクや車の路駐は多い、バイクは飛び足してくる、
子どもは遊んでいる、みたいなカオスな空間ですが早く移動したい時はそこを通る価値があるわけです。
しかし、その道の価値を分かった頭のいい人がいたんでしょうね。
誰の道でもないはずのその公共の道を通る時に、なぜかお金を払わなければならないことが多いんです。
方法としては、1人担当者がコップか袋を持って立っているので、
取る時にそこでいくらか入れなければならないわけです。
入れないともしかしたら、その道から出れなくなるかも・・・?
くらいの大人数がそこに待機しています。
料金もRp2,000ルピア(18円くらい)なのですが、道によっては数十メーターおきに
担当者が立っているような道もあり、
「またかいな!」
と思わず口にしてしまうくらいの頻度で払うこともあります。
最高でRp10,000くらい合計で払いましたかね。
何しろこのスモールビジネスを考えた人は頭がいい、というか日本だったら
絶対に許されない行為ですが、この国では許されている訳である意味どんなビジネスにも寛容ともいえます。
なので多くの会社員すら副業をしています。
インスタグラムでネットショップを開いたり、輸出をしているような強者もいたり。
但しそれはやる人がローカル人だったらです。
これが外国人の僕がやってたりしたらそりゃ一気に問題になって逆にお金を要求されるかもしれません。
2.頑張らない才能
こういった元手のいらないスモールビジネスを見つけてしまうと、皆これに便乗してかなりの大人数でこのビジネスを運営していることが多いです。
勿論後で山分けでしょうが、1日100台通ったら売上はいくらだ・・・?
と計算して、尚且つこの国の大卒初任給が3万円くらいなことを考慮すると
このスモールビジネスの凄さが分かります。
侮れない副業です。
いや、彼らにとってはスモールでもメインビジネスかな。
こういったある意味で”既得権益”は一度見つけてしまうと、
中々止められないでしょうから、多くの人がこれをうまく活用しています。
ジャカルタの渋滞がなくなったらこのスモールビジネスの価値は薄れるわけですが、
暫くは渋滞が続きそうなこの状況もこのスモールビジネスを後押しします。
3.まとめ
こういったスモールビジネスは良いか悪いか、そして法違反かどうかはさておき
仕組みを作って利益を上げているこの体制には頭が下がります。
自分で海外ビジネスをしたい、海外就職したいという人はインドネシアでこういった人々の働き方をみることによって
刺激になりますし、勉強にもなるかもしれません。
ジャカルタに来た際は是非この泥臭いスモールビジネスをご覧ください。
emodrum