インドネシアには青い炎の火山があるのをご存知ですか?
人気TV番組のクレイジージャーニーで”奇界遺産”で有名な佐藤健寿さんが訪れたことで有名になりました
あの奇界にしか興味を持たない佐藤健寿さんが訪れたインドネシアの土地とは一体どれだけ凄い場所なのでしょうか?
なぜ青い炎なのか?
本当に青い溶岩が見られるのだろうか?
クレイジージャーニーで取り上げられた映像は本当なのか?
この辺を紹介していきます。
目次
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クレイジージャーニーで紹介された火山とは?
名前はイジェン火山といいまして、バリバリ活発な活火山です。
インドネシアのジャワ島東部に位置し、22もの噴火口を持ちアジア最大の噴火口を持つことで有名です。
海抜は最大2,443メートル、広さは5,466ha、火口の海抜は2148メートルで火口にある湖水は火山ガスが溶け込んでいる影響で強酸性の硫酸湖、色はエメラルドグリーンです。
塩酸系の水の湖としてはなんと世界最大面積です。
ちなみに最後に噴火したのは1999年です。
溶岩がなぜ青くみえるの?
厳密には溶岩ではなく、硫黄ガスが燃えることにより青い炎に見えています。
硫黄ガス最高600度、燃えると115度になります。
硫黄ガスが液化して青い炎が流れることもあり、これがブルーフレームと呼ばれます。
なんと青い炎がみられるのは世界でもアイスランドとここインドネシアのみ。
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注意点
吹き出す溶岩にも硫黄が含まれていて、冷えて固まると黄色くなるのですが、
辺りには硫黄ガスが大量発生しており、一度に大量に吸うと死んでしまうこともある危険なガスなんです。
なので絶対ガスマスクは持参しましょう。
そしてガイドを頼みましょう、マジで死ぬ可能性あります。
クレイジージャーニーでも佐藤さんは勿論マスク装着してましたね。
ただ、この硫黄ガスは目にもしみるのでマスクだけでは火口に近づくのは難しいかもしれません。
目を保護するものもあるとなおよいでしょう。
クレイジージャーニーだとスタッフは最後煙を前に佐藤さんにおいていかれてましたからねw
硫黄ビジネス
そんな悪環境にも関わらずマスクを着けずに硫黄を採掘し売るインドネシア人達がいます。
彼らは硫黄を黄色い黄金と呼んでおり、他のビジネスよりも稼げる為多くの人が従事しています。
聞くと常に300人ほどのインドネシア人が働いているとか。
そんな気になる硫黄の価格ですがRp680/kg(約6.5円)で売れるようです。
彼らは一度の登頂で平均80kg背負って数キロの道を下山しますが、その売上は500円ほど。
それでも地元の他の仕事よりは稼げるということで多くの人が従事しているわけです。
ちなみにインドネシアの初任給は3万円ほどです。
また、その硫黄は砂糖の精製やマッチ・薬品などに使われるようです。
そのうち人権保護団体とかが「この硫黄を買ってはだめ!」とか言い出しそうですよね。
でもこれを生業にしているインドネシア人たちは硫黄が売れなくなると困るので、単純に不買運動をするだけだと地元の人の反感を買いそうです。
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アクセス
日本からだとまずはインドネシアはバリ島へ、直行便が有ります。
成田と関空からガルーダ航空とANAがあり、フライト時間は約7時間です。
バリから火山までは2~3万円くらいのツアーがあり、火山の入場料は50,000ルピアです。
イジェン火山の登山口までは車でしかいけないのでツアーか車貸切が楽でしょう。
ちなみにツアーの場合人数が多い方が1人当たりのコストが下がるので行くならば4人くらいがお勧め。
4人ならば一人当たりのコストは1万円くらいになります。
Sasium Karangasemからバイクタクシー・タクシーで行くことも可能です。
登頂可能時間は深夜1時からで、登頂時間は約2時間ということで、炎が見れる時間は3時頃ということになります。
ここは夜になると青い溶岩が浮かび上がるようで、昼間は見えにくいようです。
まとめ
クレイジージャーニーで放送されていた青い炎は間違いなくインドネシアに実在します。
ただし、TVではあまりわからなかったかもしれませんが、登山+硫黄ガスですので若干ハードルは高いかもしれません。
クレイジージャーニーのスタッフがマスクを着けていたくらいですから、皆さんも行くときは性能の良いマスクをもっていきましょうね。
硫黄ガスさえ気を付ければ青い炎とエメラルドグリーンの湖がみれて非常に面白い景色だと思いますよ。
周囲にはインドネシア有数の山々や遺跡、美しい島々がありますので一度まとめてインドネシアに観光で来てみてはいかがでしょうか?